民主・維新両党合同の甘利前大臣疑惑追及チームは2日、午前と夕方の2回にわたって会合を開き、前日に引き続き国土交通省と都市再生機構(UR)に対して「甘利前大臣に現金を渡したとされる建設会社への千葉北部地区北環状線工事に係る対応」に関して確認作業等を行った。

 前日の会合では、URが建設会社に支払ったことがこれまでに明らかになっている移転補償や道路工事に起因する損害修復費用のほかに、千葉県環境部局が残地内での再建について地下に産業廃棄物があるため認めないなどとしたことに関連して建設会社側から出されていた別の要求があったことなどが明らかになった。

 2日の会合では、道路工事に起因する損害修復費用が5100万円だったと一部で報じられていることについて金額の確認を求めたが、URは「補償交渉に係るものなので金額は開示できない」などと回答した。一方、この甘利事務所秘書とUR側のやりとりを記したメモが甘利前大臣側には黒塗りなしで開示されていることも会合の中で確認され、UR側には甘利事務所が「補償交渉当事者と同様、あるいは一体」との認識があったことがうかがえる。UR側は、この問題に対応する過程で甘利事務所秘書に対し「この問題は大臣もご存じの案件か」と質問して確認を得たと説明。この説明内容から、UR側としては甘利大臣の意向・指示を踏まえた案件と認識して対応に動いたことが確認された。

 また、URが1日に開示した資料の黒塗り部分に「甘利大臣」「甘利秘書」といった言葉があるかの確認を再三求めると、UR側は「補償交渉に支障を来す恐れがあるので該当する言葉があるかどうかも答えられない」とする回答を繰り返した。

 さらに、甘利前大臣が「第三者によって疑惑調査を行い明らかになった事実」に基づき辞任表明の記者会見を行ったと説明しているのに対して、この疑惑調査を担った弁護士なる人物と接触した職員が国土交通省にもURにも1人もいないことがヒアリングから明らかになった。

PDF「20160201甘利疑惑追及チーム資料」20160201甘利疑惑追及チーム資料

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