海江田万里代表は9日、地元東京1区の選挙区内を回って有権者に支持を求め、この日最終となる街頭演説をJR四ツ谷駅前で行った。
寒風のなかでマイクを握った海江田代表は「冷え込んでいるが心は燃えている。少しも寒さを感じない。やる気になっている。絶対に何があっても自民党に300を超える議席を与えないように、残された数日、全力を挙げて戦い抜くことを約束する」と力を込めると大きな拍手が沸いた。「選挙が終わって一気に政権交代ということにはならないが、次の選挙で必ず政権交代を果たすために民主党自身が生まれ変わらなければならない。今度の選挙でこの民主党が生まれ変わるきっかけを与えていただきたい」と述べると、がんばれとの力強い応援の声が飛んだ。「そのためには一人でも多くの仲間を当選させることが必要。当選する仲間の中には私も当然入っていなければいけない」と力を込め、自らも含めて多くの議席獲得に向け力を尽くして行くと宣言した。

選挙戦勝利を目指し聴衆も含めガンバローを3唱
海江田代表は安倍自民党が国民に対して2つの約束違反をしているとして、(1)国会議員定数削減を2年前の総選挙直前の党首討論で当時の野田総理と安倍自民党総裁が約束し、その後に多数の議席を獲得し決断すればいつでも実施できる状況でありながら実現に至っていない(2)消費税増税分の2割を社会保障に充てることを民主、自民、公明の3党で合意したにもかかわらず実現していない――と指摘。
特に社会保障は従来の医療・年金・介護の3分野に民主党政権で子育て支援も加えて4分野としたにも関わらず、自民党政権下では十分な予算も充てられず政策も進んでいないとして「国民に対する裏切りが繰り返されている」と自民党を批判し、「民主党は人への投資に基本を置いた政党。人への投資は民主党政策の1丁目1番地だ。経済的な理由で子育てをあきらめるといったことがあってはならない」と語った。
雇用や経済政策については、「「国民の雇用を不安定にしてどうして消費が拡大するのか。非正規雇用の若者を増やしてどうして健全な消費が生まれる社会になるのか。会社だけを豊かにする経済学ではだめだ」などと述べ、非正規雇用を生み出し続け大企業優先の政策を推し進める安倍自民党の経済政策を批判するとともに、「国民を幸せにする経済学。民主党はこれを実践していく」として、雇用の安定を確保することから経済の好循環を生み出して行く考えを強調した。

四ツ谷駅前は寒風のなか多くの聴衆で埋め尽くされた