解党を決めたみんなの党の山内康一、中島克仁両衆院議員が20日午前、党本部を訪れ、海江田万里代表に入党を申し入れた。会談には枝野幸男幹事長、福山哲郎政策調査会長が同席した。これに先立ち山内、中島両議員は、みんなの党へ離党届を提出した。
海江田代表は「仲間として頑張ろう。民主党への参加を心から歓迎する」と述べ、枝野幹事長、福山政調会長も「これまでさまざまな活動のなかでなぜ違う党にいるのだろうという思いを持っていた」「フリーエージェントで強力な仲間を得た思い」と述べ、両議員の申し出を歓迎した。
面談後の記者会見で枝野幹事長は、「先程お二人が党本部においでいただき、海江田代表に『民主党に入党して同志としてともに戦いたい』というお話をいただいた。これまでみんなの党の皆さんとは政党間で選挙区調整、さらにそれを超えて野党として幅広いできるだけ強力な共闘の努力をしてきた。みんなの党の皆さんが大変な残念な結果になったなかで、さまざまな調整のなかで協力して戦える構造も作りあげられてきている」と述べ、山内、中島両衆院議員の入党にあらためて歓迎の意を表明。ただちに手続きを進めていく考えを示し、「ともに同じ旗のもとで戦うことが事実上決まった」と力を込めた。
山内衆院議員は、「安倍政権への対抗軸をつくっていかなければいけない。政治の世界では代替案を作らなければいけない。そのときに核になるのは民主党しかないということを以前から思い、みんなの党内でも去年の夏から民主党との連携を主張してきた。これから安倍政権への対抗軸として、アベノミクスの成否のみならず、集団的自衛権、自民党の憲法改正案などを考えるにつけ、いまの日本には、国際協調を重視し、穏健な中道勢力をまとめる政党が必ず一つは必要だと思っている。みんなの党をそういう党にしたかったが残念ながらそうはならず、今は民主党に期待するしかないとの思いで、本日入党のお願いに来た。国対委員長を5年以上やってきたが、民主党が野党になってからは野党共闘のなかでともに調整をし、民主党と一緒に多くの議員立法の法案を提出してきた。民主党の国会議員とは信頼関係もあると思っているし、政策的に近い部分は多いと感じている。自分にとっては民主党という選択肢はまったく違和感がなく、いまある政党で自分の理想に一番近いのが民主党だとの思いで入党した」と述べた。
中島衆院議員は、「いままで精一杯努力してきたが、みんなの党の解党という残念な結果となった。直前に迫った選挙に向かって、安倍政権と対峙(たいじ)していくためには野党第1党である民主党から戦いを臨みたいとの強い思いで本日やってきた。厚生労働分野、医療・介護を含む社会保障、雇用政策を専門としてこれまでやってきた。そのなかで数々の議員立法、地域医療介護法案などについ民主党の議員の皆さんとともに戦ってきた経緯のなかで、共有できる部分がたくさんある。地元が山梨であり、輿石東参院副議長は高校の先輩でもあり、大変お世話になった先生とも一緒に、日本のため、山梨のために精一杯努力していきたい。政治家として新たな第一歩としたい」と語った。