枝野幸男幹事長は12日夕、国会内で記者団の取材に応じ「アベノミクスが国民生活に恩恵をもたらすどころか国民生活を追いこんでいる。この政策的な行き詰まりがあるからいろいろなものを投げ出し自分勝手な解散に進んで行こうとしているのが実態だ」と安倍内閣の動きを批判した。
解散報道が出た後の一連の国会の現状をどう見るか問われ、「来週にも解散するという報道や流れを作っている与党の皆さん。会期を残しながらも来週にも解散をするという状況のなか、われわれはエボラ出血熱対策、感染症法案や危険ドラッグ法案など、社会的・人道的に緊急を要するものについては採決しようということにした」と説明。
野党との選挙協力に関する問いには、「解散報道がこれだけなされ、政府与党から否定していないということで、それを見据えて野党との連携がどこまで図れるのかについて模索を進めている」と述べ、具体的内容については「相手もあることなので、ある段階でお伝えできることがあればお伝えする」と語った。
解散と消費増税率引き上げ判断先送りがセットだとする見方について問われると、「もしそうなら、社会保障の充実、身を切る改革としての定数削減という3党合意の主要約束を放り投げる無責任な解散になる。そうしたことを本当にするのか注目したい」とけん制した。
経済問題が選挙の争点になるとする声がある一方で、政策を放棄する内閣の姿勢について考えを問われると、「当初は株高などで期待感をあおることに成功したアベノミクスが、国民生活には恩恵をもたらすどころか、むしろ国民生活を追いこんでいるという実態が国民の皆さんにかなり共有されてきている。だからこそ、いろいろなものを放り出して自分勝手な解散に進んで行こうとしているのではないか。この無責任な行動と政策的な行き詰まり、問題点はセットだと思う」と語った。