枝野幸男幹事長は9日午後、党本部で定例の記者会見を行い、(1)産経新聞前ソウル支局長の起訴(2)みんなの党との党首会談(3)衆参予算委員会の印象と今後の国会対応(4)福島県知事選公示(5)危険ドラッグ対策本部設置(6)沖縄県連対応――等の問題を取り上げた。
産経新聞前ソウル支局長が在宅起訴されたニュースを受けては、「報道表現の自由は基本的人権の中でも特に重要な権利であり、民主主義にとって不可欠な前提である。各国によって法制度が違うのはある意味当然だが、わが国の報道関係の方が、こうした形で在宅起訴されたということは、報道表現の自由、あるいは民主主義の観点からはなはだ遺憾なことであるし、また日韓関係のためにもたいへん遺憾なことだと思っている」と語った。そのうえで「政府もしっかりとした対応をされているものと思うが、まさにこれは与野党、政党・党派を越えて国としてしっかりとした姿勢を示していく必要がある問題だと考えている。具体的には政府として何らかの日本国としての考え方を韓国政府に伝えるものと思っているが、そうした行動を野党の立場からも支持していく」との認識を示した。
同日行ったみんなの党との党首会談については、(1)国会で充実した審議を行うための運びについて今後もさらに協力を深めていくこと(2)政策調査会ベースで2党間での競技も定期的に進めていくこと(3)両党の幹事長・国会対策委員長の会談もコンスタントに行う――の3点で合意したと語った。
衆参予算委員会の印象と今後の国会対応については、「私も質問に立ったが経済の認識について明確に私と安倍内閣の立ち位置が違うことがはっきりさせることができた。集団的自衛権の閣議決定の最大の問題点を国民の皆さんにお伝えすることができたのではないか、大臣の資質についてもいくつかの大事な論点を浮き彫りにできたのではないかと思っている」と述べた。
同日公示された福島県知事選挙については立候補を届け出た元福島県副知事の内堀雅雄氏について「各党に支援を要請しないと承知しているので、民主党としても党としての支援はしないが、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から一日も早く、本当の意味で収束、そこからの復旧復興に進んでいっていただくために、新しい知事にはしっかりと取り組んでいただくことを期待する。内堀氏に私も官房長官として事故の直後に何度もお話をして仕事ぶりも見させていただいたが、それのできる方だと思っている」と語った。
危険ドラッグについては「まさに喫緊の課題である危険ドラッグの禁止について、法的にしっかりと確保していくため、明日の正午に民主、維新、次世代、みんな、共産、生活、社民の7会派で衆院に共同提出することになる」と表明。参院では新党改革も賛成することになるとした。「喫緊の課題であるということもあるが、他の野党の皆さんには党内の手続きを踏んで一緒に提出する運びになったことはたいへん有難く、感謝している。民主党としてはこの法案を野党一致して提出して審議を求めていくと同時に、この危険ドラックに対する対策を政府に対してさらに強く迫って行くためにもう一段力をいれていきたいと考えている」と述べた。
沖縄県連への対応については8日に馬淵澄夫選挙対策委員長と武正公一組織委員長が沖縄を訪問し、県連代表変更という党本部指示に対する回答期限は明日10日正午で、沖縄県連対応を確認したうえで、次の対応を考える旨を語った。