海江田万里代表は10日午前、都内で開催された部落解放同盟中央本部の「第71回全国大会」に参加し、あいさつに立った。

 海江田代表は部落解放同盟の「憲法改悪を阻止し、差別排外主義を許さず、人権・平和・環境を基軸に民主主義の確立にむけた部落解放運動の闘いを大きく前進させよう」と呼びかける大会のスローガンにふれ、「ここに、いま安倍政権が行おうとしていることがそのまま表されている。われわれ民主党政権のもとでは、このようなスローガンが掲げられることはなかったはずだ」と訴えた。

 また「特定秘密保護法案の強行採決と総理の靖国神社参拝、総理側近である補佐官やNHK経営委員や会長の言動は、近隣諸国だけでなく、アメリカの信頼も失っている。アメリカ議会調査局やアメリカ国務省の人権リポートでも、総理の言動やヘイトスピーチなど、日本の人権状況が悪化していると指摘されている」「あらためて皆さんの1票をお預かりした政権を明け渡してしまった責任を感じるとともに、われわれが再び政権を奪い返すことを通じて、安倍政権の危険な動きを止め、人権・平和・環境を基軸にした政権、国民のいのち、雇用、暮らしを守る政治を進めていかなければならないと痛感している」と力を込めた。

 部落解放同盟の組坂繁之委員長は「いま日本は危うい方向に向かっている。あの人権委員会設置法案にも反対した安倍政権が内閣を組織している。人権や平和が危うい。昨年は、秘密保護法案を強行採決し、いま解釈改憲で集団的自衛権の確立をはかろうとしている。人権・平和・環境、民主主義が危ない。解放の父と慕われた松本治一郎元委員長は、戦争は最大の人権侵害といったが、まさにその通りだ」と指摘。「戦争への道を何としても阻止しないと子や孫から『あのときなぜ反対しなかったのか』と言われる。人権、平和、環境、民主主義など守るために闘わねばならない」とあいさつした。

部落解放同盟中央本部第71回全国大会

部落解放同盟中央本部第71回全国大会