民主党は22日午前、党改革創生本部の役員会を開き、9月に『民主党政権 失敗の検証』(中公新書)を発刊した民間シンクタンク・日本再建イニシアティブの船橋洋一理事長、検証・執筆メンバーの中野晃一・上智大学教授(プロジェクト座長、政権・党運営分野を担当)、中北浩爾・一橋大学大学院教授(マニフェスト分野担当)、神保謙・慶応義塾大学准教授(外交・安保分野担当)から話を聞き、意見交換を行った(写真上は『民主党政権 失敗の検証』を手にあいさつする船橋洋一理事長)。

 会の冒頭、海江田万里代表は「こういう本を作っていただき、そのために貴重な聞き取りをしていただいた。私も聞き取られる側でお話をさせていただいたが、この検証を貴重な糧としてがんばっていかなければならない」とあいさつした。

 船橋理事長は、「せっかく日本で国民の期待を背負ってできた民主党政権がなぜ3年3カ月でだめになったのか。今年の2月から7月まで突貫工事で研究会を開いた成果がお手元の『失敗の検証』だ。『民主党政権の検証なんて物好きだね』とか『見たくもないよ』とやゆすることばもいただいたが、国民の中に民主党政権は何だったのかという思い、民主党しっかりしてほしい、このままじゃいけないという思いがあるのは事実。長期政権から政権交代したときの新政権運営の難しさは新興民主主義国などにも共通する課題であるし、成熟した先進国でも『負の分配』の政治になったときに同様の困難がある。たんに日本での挑戦というだけでなく、世界の民主主義体制にとっての挑戦でもあったと思うので、この検証を世界と共有し対話していきたいと思っている」などとあいさつした。

 各メンバーから、それぞれが担当した分野での検証結果の説明があり、党側メンバーと2時間近くにわたって意見交換を行った。