大宮駅前で街頭演説

 海江田万里代表は31日夕、埼玉県さいたま市の大宮駅前で開催された民主党街頭演説会でマイクを握り、市民が主役の政党という原点に立ち国民の声に応えていくと表明しました。

 海江田代表は「安倍政権発足から3カ月が経過するなか生活の現場はどうなっているのか」と切り出し、春闘でいくつかの企業では賃金を引き上げているものの、その内容はボーナスと残業代であるとして持続性を問題視。安倍政権が検討している労働規制の緩和に触れ、「賃金を上げる一方で社員の解雇があってはならない」と政府の動きをけん制した。そのうえで、民主党は国民の暮らしが良くなることを望むと述べ、非正規労働者と正規労働者との格差是正をはじめ、雇用環境の改善に向けた取り組みをさらに進めていく考えを表明。加えて、子ども手当や高校の授業料実質無償化など直接家庭を支援する子育て・教育支政策を行ってきたとも述べ、「安倍政権では雇用政策をはじめ間違った方向にかじが切られようとしている。民主党は国民の雇用、暮らし、平和を守るためにしっかり取り組んでいく。市民が主役の政党という原点を忘れずに、全国を回り国民の声を聴き、その声に応えていく」と誓った。

共生社会の実現を訴える山根参院議員

共生社会の実現を訴える山根参院議員

 山根隆治参院議員は、安倍政権の経済政策により為替は円安、株価は上昇と景気が良くなったかのような報道が目立つ一方で、ガソリンや小麦粉、ティッシュペーパー、トイレットペーパーといった国民生活に身近な物価が上昇していると危機感を表明。雇用の規制緩和など小泉政権時代の新自由主義的政策が再び推し進められることへの懸念を示し、「弱者の切り捨てを許さない。共生社会の実現を目指す」と決意を語った。

 埼玉県連代表の大島敦衆院議員は、「アベノミクスで本当に景気はよくなったのか」と提起。民主党政権の3年3カ月の成果として自殺者数の減少、完全失業率の低下、中小企業の倒産件数の減少などを一例に挙げ、「民主党は人に力点を置いた政策を進めてきた。これからもすべての人に居場所と出番のある社会を目指していく」と力を込めた。「政治とは何のためにあるか」とも問いかけ、「政治は強いものをより強くさせるのではなく、まじめに働く人が安心して暮らせる社会をつくっていかなければいけない。民主党は国民に寄り添いながら、国民の立場で政策を議論し立案していく」と表明。参院選挙に向けて民主党への理解を呼びかけた。

演説後に聴衆と握手する海江田代表

演説後に聴衆と握手する海江田代表