たくましく生きる
雑草のパワー
見掛け倒しの脆弱な“花”ではなく、踏まれるたびに強くなる“雑草”に自らを重ねる。堂々と胸を張って生きたいと思いながらも、出自を隠しながら過ごさざるを得なかった青春時代。障害者であり、国籍取得後も年金の支給対象外の無年金者である。同じ立場の人の苦しみや痛みは自分自身の痛みだ。DPI障害者権利擁護センターでは、差別や人権侵害に傷を負った人たちの相談に親身になって対応してきた。加害者の可能性のある相手側との話し合いを仲介し、共に行動しながら、時には行政も巻き込んで、相談者が少しでも納得できる道を探す中、「就労や教育、まちづくりなどに当事者の声や視点が欠落したままでよいはずがない」と、一市民として政治を変えるために働きかけ続ける。
生活弱者の立場から
国政を変える
6年前、民主党議員から「当事者が国政へうって出ることを考えてみてはどうか」と声をかけられたことが、このたびの出馬を考えることになった直接のきっかけ。「悔いの残らない人生にしたい。50歳を一つの区切りとして考えました。差別や偏見のない社会の実現をライフワークとするための一歩です」と、勇を鼓す。
社会改革のため、やりたいこと・やるべきことは山積している。なかでも、
「自立支援どころか、自立を阻害している『障害者自立支援法』を一から作り直します。社会保障をすべての人に平等なものとし、定住外国人との共生社会の実現、人としての誇りを支える真のセーフティネットの再構築にも取り組みたい」など、緊急かつ重要な5つの点を課題として集約した。
2009年には障害者基本法の見直しもある。「その審議の場に障害者議員として参加し、声を届けなければ、自立支援法の時のように、『仏作って魂入れず』の法案がまた通ってしまう」
車いすの議員として国会へ乗り込む決意だ。
政治の世界で
輝く「玉」となれ
強い信念とエネルギッシュな行動力の裏に、温かい人柄があふれる。在日コリアンや障害者、性的マイノリティ、難病患者など多くの人たちの期待に応えたい。
「ジョンオクは『政玉』と書きます。一般的に『玉』の字は、韓国では女性名に使用される。不思議に思って父に尋ねると、『政界・法曹界で成功し、輝く存在になれとの願いをこめたんだよ』と教えてくれました」
12年前に他界したその父の墓前に、全力で挑む決意を誓った。

障害のある人が「保護」の対象から権利の主体になるパラダイムの転換をめざして日々訴えています。当事者の思いは「どんな障害があっても一人の市民として必要なサポートを受けて暮らす」ことにあります。しかし、それが許されない多くの制度上のバリアに取り囲まれているのが実態。それを何としても変えていきたい。
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