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多様なライフスタイルを生きる時代の自立と安心の政策
〜男女共同参画政策の充実に向けて〜 8.男女共同参画の視点に立った国際協調
〜男も女も、地球人です〜
女性を貧困化し格差を生み出す社会構造を改善します 世界の12億以上の貧困人口のうち、その約7割が女性で占められています。冷戦崩壊後の紛争地域において、被害と犠牲を被っている多くは女性と子どもです。開発途上国においても、一般に女性は教育、雇用、健康等の面で男性に比べて弱い立場におかれています。紛争国や開発途上国において、女性の教育水準を向上させ仕事の充足を図ることは、貧困を是正して、男女格差、国際間格差の解消に資するための重要な方策です。そのためには、女性を単に開発援助政策の対象(WID=WomeninDevelopment)にとどめるのではなく、女性自身のエンパワーメント(女性が力をつけること)を重視し、女性を重要な開発の担い手であると認識し、開発のすべての段階において女性が積極的に参加できるように配慮する考え(GAD=GenderandDevelopment)が、国際間でとられるようになりました。 さらに2000年には国連・安全保障理事会においても、各国・国際機関等におけるジェンダー主流化の必要性が決議されました。男女間格差のある国は、経済開発・人間開発も進まない実態もはっきりしてきて、ジェンダー主流化こそが開発援助において中心的な考え方になっています。 しかし日本の援助については、「……ジェンダーに関する政策や方針を主流化させようとするのに必要な指導力が日本政府の本部では欠けている」(OECD/DAC対日援助審査報告書、1999)と批判されていて、国際的な認識から立ち遅れている実態です。 ODAにつきまとっている利権の疑いを排除して、ジェンダー主流化を追求し男女の平等を実現することこそが必要です。
ジェンダー主流化とはジェンダーは、社会的・文化的に形成された性別のことをさし、生物学的な性別であるセックスと区別して用いられます。国連が発表した「人間開発報告書」によると、女性が積極的に政治や経済界に参加し意思決定への参加を図る指標(ジェンダー・エンパワーメント指数)では、日本は75カ国・地域中42位と大きく遅れています。 開発援助におけるジェンダー主流化とは、女性のみを特定の援助の対象とするのではなく、経済開発、人間開発のすべての過程に女性が主体的にかかわる援助のあり方を指しています。 日本は、人身売買の受け入れ大国でありながら、禁止する法律がありませんでした。2004年、米国務省の人身売買に関する報告書で、日本は「監視対象国」とされました。政府は、加害者処罰の刑法改正だけですませました。 民主党は、人身売買禁止ネットワークなど、この問題に取り組んでいるNGO、学者などのみなさんとも協力して、被害者の救済・保護・支援を含む「人身取引等の防止及び被害者の保護に関する法律案」を国会に提出しました。国連人権高等弁務官の報告書「人権および人身売買に関して奨励される原則および指針」に示されている内容を担保するものです。 国際条約の批准をすすめます 経済のグローバル化は激しい勢いですすんでいますが、差別の克服や人権の保障、働く人たちの労働条件の確立などの側面では、日本はまだ国際的な標準に達していない分野を数多く残しています。女性や子どもにかかわる条約の内容を精査し関連法規の点検をすすめて、条約批准の促進を図ります。
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