民主党と連合近畿ブロックの懇談会であいさつする輿石幹事長

 民主党と連合近畿ブロックとの懇談会が15日、京都市内で開かれ、民主党から輿石東幹事長、連合本部から古賀伸明会長、連合近畿ブロックから川口清一連合大阪会長(ブロック代表幹事)、山田清連合滋賀会長、細田一三連合京都会長、小山淳二連合奈良会長、古谷紀男連合和歌山会長、森本洋平連合兵庫会長らが出席し、政権交代後の民主党政権の取り組みや現在の状況、課題などについて意見交換した。

 輿石幹事長は「政権交代から2年半、国民の皆さんが私たち民主党の政権交代にかけた期待に民主党は応えているのかというお叱りやご指摘を全国の連合の皆さんと言わず、国民の皆さんからいただいている。連合の会長が常々言われている『働くことを軸とした安心な社会』、そんな日本を作るために、今日は限られた時間ではあるが皆さんと忌憚(きたん)ない意見交換ができればと思う」とあいさつ。

 古賀会長は、「幹事長以下党幹部や政府には連合の思いを節目節目で伝えてきたが、この2年半が経過して以降、輿石幹事長自ら、ぜひ連合の地方ブロック単位ぐらいで現下の状況や率直な意見をお聞きしたいという申し出があったので、喜んでお受けした。当然のことながら物事が一夜にして解決するというのはきわめて希有(けう)なことであり、がまん強く一つずつ改革を続けていかなければならない。ぜひ私どもが応援団の一員として政権交代を果たして以降の状況や、民主党政権に対する建設的な提起、提言等をしていただければありがたい」とあいさつ。

 連合近畿ブロックの川口代表は、「いまわが国社会の現状は、6重苦という言葉に代表されるように課題が山積している。東日本大震災からの復興はもとより、TPP問題、あるいは社会保障と税の一体改革、さらには国の安全保障の源であるエネルギー問題など、いずれも日本の成長にとって重要な課題ばかりだ。ぜひそうした課題に党を挙げて一致結束をして対応していただきたい。そしていま地方からの風が中央政界を揺るがしているが、その動きに動じることなく、政権交代に課せられた国民の負託にぜひ応えていただきたい。野田総理は『分厚い中間層の再構築』と言った。私ども働くものの立場からすると、社会の活力を生み出すのは何をさて置いても人であり、人が大切にされる社会づくりのために率先垂範して山積する課題を丁寧に一つずつ解決していただくことをまずお願いする」とあいさつした。

 意見交換では、党のガバナンス、党の県連の体制強化、維新の会への対応などの課題が取り上げられたほか、具体的な政策課題として景気対策、雇用対策、社会保障と税の一体改革、原発の再稼働などエネルギー問題について率直な意見が出されたと終了後の記者会見で輿石幹事長、古賀会長から説明があった。川口代表幹事からは、「とりわけ政権交代への期待が大きかっただけに、折返点に入った現在、国民の負託に応えられるスピード感ある政策活動が必要。地方の応援団という立場で言うと、党県連と各総支部長の国会議員、地方連合との間の連携をもう少し政策的課題なども含めて強化してほしいという声があった」と地方連合の意見が紹介された。