
党豪雪災害対策本部の本部長・樽床伸二幹事長代行は19日午前、青森市役所で鹿内博市長と懇談し、豪雪の被害状況について説明を受けた。懇談後には市内の雪捨て場を視察するとともに、樽床幹事長代行自らシャベルを持ち雪捨て作業も体験。器用にシャベルを動かしながらも「下の方は固くて大変」と話し、住民らの苦労を気遣った。
鹿内市長と懇談
鹿内市長との懇談で樽床幹事長代行は、18日の上十三地域・下北半島地域での意見交換会にも触れ、「東京の人は実態をわかっているのか」との地元の声を真摯(しんし)に受け止め、迅速に対応していく考えを表明。問題となっている空き家や高齢者宅の除雪対策については、「ベースに高齢者の一人暮らしが日常化している現実が豪雪によって顕在化されたと認識している。年金・医療・介護といった社会保障と税の一体改革の議論があるが、こうした底辺にある現実にも目を向け取り組んでいきたい」と述べた。
鹿内市長からは、この冬の積雪状況や雪害被害の状況、除排雪を円滑に行うための雪堆積場等(雪捨て場)の設置状況をヒアリング。豪雪に関わる特別交付税の繰り上げ交付に対し「これで業者に対し前払いで支払いができる」と感謝の言葉が述べられた。一方で繰り上げ交付のみならず増額配分や1350キロメートル中わずか193キロである社会資本整備総合交付金の対象となる雪寒指定路線の見直しの必要性を説明。公共事業の減少により除排雪作業に必要な機械や人員が不足しているとの窮状も語られた。
雪捨て作業に挑戦する樽床幹事長代行
樽床幹事長代行は懇談後、鹿内市長の案内の下、荒川の雪捨て作業現場、市民に雪捨て場として開放している千刈小学校に足を運び、広い校庭に山のように積みあがった豪雪の凄さを実感。シャベルを持ち雪捨て作業にも挑戦した。
視察を終えた樽床幹事長代行は記者団に対し、「想像はしていたが改めて厳しい状況を実感した。特別交付税を含め除排雪経費など豪雪に対する財政支援を求める地元の切実な声にしっかり応えていきたい。都市部では雪は融けていくものだと思ってしまうが、改めて学校の校庭まで使って雪を捨てるという現地の方のご苦労を受け止めなければいけないと感じた」とコメント。社会資本整備総合交付金の対象の見直し要請については、「1988年以降20年以上訴えながらも見直されなかったということであり、前政権でできなかったことをわれわれで時代にあった見直しをしていく決意だ」と述べた。
「雪捨て作業を体験した感想は」との問いには、「体力勝負だと感じた。高齢者にとっては大変だと思うので、年金・医療・介護ということで消費税の議論がされているがもう一段実生活に近いところで高齢社会への取り組みを行わなければならないと感じた」と答えた。
視察には横山北斗(青森県1区)衆院議員、渋谷哲一県議(県連幹事長代行)、奈良祥孝、秋村光男両青森市議が同行した。

