
民主党は第180通常国会開会にあたって25日午前、国会内で両院議員総会を開いた。
野田佳彦代表(総理大臣)は冒頭のあいさつで、「今国会では正念場にある日本の立て直しのための成果をたくさん出さなければならない。新体制の下、政府・与党、衆参の緊密な連携が問われる国会となる。最終まで心合わせて、力合わせてご支援をお願いする」と結束を呼びかけた。
続いて輿石東幹事長が、(1)社会保障制度の全体像については、前原政調会長を中心に年金を最大の焦点に一つの方向性を出していく(2)国会対策については、総理の施政方針演説にもあったように「政局でなく大局を見据えた国会運営」「一歩前に出る国会運営」を行っていく(3)政策調査会、国会対策委員会、広報、組織、企業団体対策、国民運動、選挙対策の各委員長が「常在戦場」との認識の下、心を合わせ、力を合わせて国民に訴える運動を提起していく――などと方針を報告。執行部も心を一つに全力を尽くすと誓った。
樽床伸二幹事長代行は、役員人事および党政治改革推進本部総会・総務部門会議の合同会議で了承された「公職選挙法の一部を改正する法律案」(衆院議員の定数削減法案)と、「0増5減案」を採用した「衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律案」(1票の格差是正法案)を政調役員会、役員会、常任幹事会を経て党の意志として決定、衆議院選挙制度に関する各党協議会を再開し与野党協議を行うことで合意したことを合わせて報告。民主党は「定数削減なくして増税なし」の方針のもと臨むとした。また、社会保障と税の一体改革について、各委員会協力のもと説明会を全国展開するにあたり、政調役員らの派遣サポートを行っていく考えを示した。
前原誠司政策調査会長は、社会保障と税の一体改革に関して与野党協議の前提となる年金制度の全体像を示すべく、政府・与党一体となり取り組むと同時に、消費増税前に必要なデフレ脱却と経済成長の実現、徹底した行政改革・政治改革こそが今国会に課された最も大事な使命だと強調した。
城島光力国会対策委員長は、「行政改革、政治改革を断行する国会にしていきたい」と述べ、郵政改革法案、公務員制度改革法案、国家公務員給与削減法案、労働者派遣法改正案の早期成立、衆議院議員の定数是正、比例定数削減の実現を目指すと表明。さらには震災からの復旧・復興に向けた今年度第4次補正予算、平成24年度本予算の早期成立、その後に控える社会保障と税の一体改革法案の審議入り、成立への覚悟を示し、「一歩前に出る、民主党が見える国会運営を行っていく」と力を込めた。