行革調査会発足総会であいさつに立つ野田総理

行革調査会発足総会であいさつに立つ野田総理

 新たに設置が決まった党行政改革調査会の第1回総会が14日夕、国会内で開かれた。総会には野田佳彦総理も出席し、無駄な歳出の一層の削減、議員定数削減や特別会計改革などのさまざまな課題で党側の強力な後押しを求めた。

 同調査会は、政策調査会内にすでに置かれている「決算・行政監視部門」を発展的に改組したもので、独立行政法人改革、特別会計改革、公益法人改革、行政の減量効率化など行政改革・行政刷新に関連する政策を議論するとともに、その成果を国会での決算・行政監視に関する審議などの場でも活かしていくとしている。

 野田総理のあいさつ、役員体制などは次の通り。

野田総理あいさつ(要旨)

 第1回目の民主党行革調査会総会に当たり冒頭ひとことごあいさつさせていただく。私は平成22年度、23年度それぞれ予算編成に関わってきた。また累次の補正予算にも関わってきた。リーマンショック後の厳しい税収の落ち込みの中で、マニフェストの主要事項を実現するためにその財源確保のために懸命に努力してきたつもりだ。加えて平成22年度には八つの特別会計の積立金・剰余金をかき集めて過去最大規模の10.6兆円の税外収入をつくるなど苦労してきた。

 しかし、「まだまだ歳出削減に取り組め、税外収入確保に取り組め」というのが国民の声ではないかと受け止めている。特に先般閉じた臨時国会では復興財源の税外収入としても期待されていた郵政改革関連法案、そして臨時異例の措置だが国家公務員の皆さんの給与を7.8%削減する法案を、残念ながら成立を果たすことができなかった。年内にも引き続き与野党間の協議を続けて合意形成を図り、来年の通常国会の早い時期に成立を期していきたい。

 そしてまずは「自ら隗(かい)より始めよ」と、議員定数削減の問題。これも力こぶを入れて、特にわが党がイニシアチブをとって来年の通常国会の早い時期に成立を期していかなければならないと思う。

 行政改革は他にさまざまな観点がある。例えば特別会計の改革。これも来年の通常国会に法案を提出することになっているが、私から安住(財務)大臣には深堀りをするよう言ってある。このことは行政改革調査会を通じて党からもお尻を叩いていただきたいと思う。

 独立行政法人改革、公益法人改革、あるいは国有資産のあり方等々、行政改革にはさまざまな観点があると思う。それぞれの観点から全力を尽くして行政改革に取り組む政府と党であるという姿勢をぜひ打ち出していかなければならないと思う。

 このたび党の決算・行政監視部門を発展的に解消して、力強く行政改革を推進するために各部門の横断的組織としてこの行革調査会が設置されたと承知している。まさに力強く政府・与党が一体となって行政改革を推進するために岡田会長を中心に活発な議論をいただき、しっかりとしたご提起をいただければ幸いだ。どうぞ皆さまのご尽力、ご協力を心からお願い申し上げる。

役員体制

  • 会長 岡田克也
  • 副会長 大島敦、長妻昭、城島光力
  • 事務局長 階猛
  • 筆頭事務局次長 行田邦子
  • 事務局次長 大島九州男、岡島一正、岡田康裕、緒方林太郎、小川淳也、後藤祐一、空本誠喜、玉木雄一郎、白眞勲、花咲宏基
  • コアメンバー 田城郁、玉木朝子、ツルネン・マルテイ、難波奨二、舟山康江、三輪信昭、森岡洋一郎
  • オブザーバー 中塚一宏(内閣府副大臣・行政刷新担当)

主な政策課題とワーキングチーム

  • 独立行政法人改革は当面は調査会本体で議論を進め、関連法案の通常国会提出時に必要に応じWT設置を検討する。
  • 天下り問題は独立行政法人改革の議論のめどがついた後、公務員制度改革PTと連携しつつ調査会本体で議論を進める。
  • 決算・行政監視WT(大島九州男座長、岡田康裕事務局長)
  • 公益法人改革WT(白眞勲座長、緒方林太郎事務局長)
  • 特別会計改革WT(岡島一正座長、玉木雄一郎事務局長)
  • 行政管理・効率化WT(階猛座長、後藤祐一事務局長)
  • 国有資産見直しWT(小川淳也座長、花咲宏基事務局長)
  • 情報システム効率化WT(座長未定、空本誠喜事務局長)
総会には前原政調会長、蓮舫行政刷新担当大臣も出席して参加議員を激励した

総会には前原政調会長、蓮舫行政刷新担当大臣も出席して参加議員を激励した