11月12、13日の両日にわたってB級ご当地グルメの祭典「Bー1グランプリ」が兵庫県姫路市で開催された。2006年から始まったこのイベントは、今回29道府県から過去最多の63団体が参加、来場者数は2日間で51・5万人を数え、大盛況となった。 ここでは上位入賞団体を中心に、地元の食文化を通じて地域PR・まちおこしを行う活動に、イベントに駆けつけた姫井由美子参院議員のレポートをはじめ、地域の民主党議員が応援する姿を紹介する。

活気あふれる「まちおこし」イベントで地域をPR 参院議員 姫井由美子議員

B-1グランプリに参加しました。

ひるぜん焼きそばの出店ブースで井手真庭市長と

ひるぜん焼きそばの出店ブースで井手真庭市長と

 63のまちおこし団体が一堂に集い、ご当地グルメを手にまちの魅力を伝え、まちおこし活動日本一を競いました。両日ともお天気に恵まれ、入場者数は、51万5千人と過去最高となり、2時間以上の待ち時間がでる店も相次ぎました。

地元岡山勢3団体、被災地からも出店

 地元岡山勢では、「ひるぜん焼そば」、「津山ホルモンうどん」、そして生カキがふんだんに入ったお好み焼き「日生(ひなせ)カキオコ」の3団体が出場しました。季節物の「日生カキオコ」は、11月中旬に開催の今年が初参加となりますが、「日生カキオコまちづくりの会」の皆さんは、昨年から祭典の参加に向けて準備を重ねてきました。

 念願の祭典参加ということもあり、開催2日間で延べ150人のスタッフを動員して、地域一丸となってまちおこしのPRをされました。

日生カキオコのスタッフを激励する姫井議員

日生カキオコのスタッフを激励する姫井議員


 また被災地からは、宮城県石巻市の「石巻焼きそば」、岩手県岩手町の「いわてまち焼うどん」、福島県浪江町の「なみえ焼そば」等が出展。震災復興、地域再生のために汗を流され、ご当地料理をPRしている姿が印象的でした。

 なかでもなみえ焼そばのPR担当者が語った、「震災で仲間はバラバラになりつらかったが、仲間や全国の皆さんのおかげで今回の祭典に出場できた。絶対に故郷を立て直したい」との言葉に胸を打たれました。結果として、被災地の2団体が入賞10位以内に入りました。

ふるさとを想う気持ちやまちおこしに向けたパワーに感動

イベント会場入口で支援者と記念撮影

イベント会場入口で支援者と記念撮影

 今回の祭典を見て、参加されているすべての団体の方々のふるさとを想う気持ちや地域を活性化させたいというパワーのすごさを感じました。また、それぞれの団体がお互いの健闘をたたえ合う様は、人と人のつながりや絆という意味を改めて実感させられました。

 また、私の地元である岡山勢が幸いにも1位・2位を占め、参加した3団体すべてが入賞を果たしたことは大変喜ばしいことでした。

 この結果を心の支えに今後私たちも、より一層のまちおこし・活性化に向けて、地域一丸となって頑張りたいと思います。

ひるぜん焼そばと観光振興で地域おこし
柿本健治・真庭市議会議員

ひるぜん焼そば

ひるぜん焼そば

 真庭市は、蒜山(ひるぜん)高原、湯原温泉「砂湯」がある岡山有数の観光地です。地域資源を活用した観光振興に取り組み、観光回廊「まにわ」の年間観光客500万人を目指し施策を展開しています。

 昨年のB-1グランプリでは以前から蒜山地域で食べられていた鶏肉と高原キャベツの焼そばをPRする取り組みとして「ひるぜん焼そば好いとん会」を結成、2位を獲得。高速道路の無料化も相まって2010年度は350万人超の観光客があり、地域経済の活性化に貢献。今年(のB-1グランプリで)見事1位に輝き「観光まにわ」の名を全国に発信できたことは今後の観光振興と地域活性化に大きく貢献するものと期待しています。

津山ホルモンうどんは、まちの元気のけん引役
秋久憲司・津山市議会議員

津山ホルモンうどん

津山ホルモンうどん

 まちを愛する地域の熱い心と行政の地道な協働作業が、津山ホルモンうどんを表舞台に押しあげ、一昨年の3位に続き、今年のグランプリでは2位を獲得しました。

 その結果、岡山経済研究所の調査では、10年度の市内波及効果は約12億円超の経済効果をもたらしました。
 津山ホルモンうどん研究会の運営は会員のボランティア活動で成り立っているにもかかわらず、同会認定商品の売価の1%をまちづくり協力金に寄付して下さっています。

 まさに「食」を売るのではなく「まち」を売る意気込みで、技術の向上、材料の開発研究、映画「ホルモン女」などの広報・PR等、食を通じたまちづくりに尽力する研究会に地元の議員も様々な形で活動を応援しています。

なみえ焼そばを通して復帰と地域おこしを思う
田中けいしゅう・衆院議員

なみえ焼そば

なみえ焼そば

 姫路で行なわれたB-1グランプリで、なみえ焼そばが4位と大健闘。震災で散り散りになった人たちが八王子に集結し、地元住民、学生等の協力を得て準備に入りました。また浪江町長はじめ町議会の応援で各地からも福島県人が姫路に参集しました。 

 この4位入賞は、被災を受けた町民の「逆境を乗り越えよう、近い将来みんなで故郷に戻ろう」との思いが一丸となった結果。町の復興を願う地域の人々、役所、商工会議所の方たちの気持ちが町民の絆となって表れたと思います。私も出展にあたりにカンパや旗などを送らせていただくなど、支援させていただいています。一人ひとりの力も集結すれば大きな力。地域おこしと、故郷への復帰を実現させるための努力を続けています。

 B―1グランプリは地域活性化に大きく貢献 

 地域の名物料理や郷土料理などのご当地B級グルメの祭典「B-1グランプリ」でこれまで優勝した料理は、テレビや雑誌に取り上げられるなど一気に知名度が全国区となり、地元の経済効果に大きく寄与している。まさに食文化を通じて地域をPRするためのまちおこしイベントとなっていることがうかがえる。

 ここでは、過去のグランプリで優勝した料理がもたらした地域の経済効果を検証してみる。

富士宮やきそば(06年、07年)

 01年以降9年間の観光客(約345万人)などを基に消費額に換算すると、総額約250億円に上るという。このほか、めんや食材の売り上げ、さらにメディアへの露出度を広告費に換算すると439億円の経済効果があると試算されている。(富士宮やきそば学会、富士宮商工会議所、静岡市「地域デザイン研究所」試算)

厚木シロコロ・ホルモン(08年)

 ホルモン消費額、交通費、買い物代、メディアへの広告効果などをあわせると、グランプリ獲得直後の3カ月間で経済効果は約30億円に上ったとされる。(厚木シロコロ・ホルモン探検隊試算)

横手やきそば(09年)

 1位獲得後、8カ月間の経済効果として、麺会社への注文数、観光客、関連商品の販売などで約34億円に上ったとされる。(横手市、横手やきそば暖簾会)

甲府鳥もつ煮(10年)

 甲府市内の精肉店でも取扱量がこれまでの3~4倍となる店も現れ、関連商品、観光客、テレビ、新聞などのメディア報道による広告効果などをあわせると1年間で約28億円に上ると試算した。(山梨総合研究所試算)

(プレス民主12月2日号より)